オリエンタルラジオのあっちゃん絶賛!エドワード・ゴーリーの背筋が凍るほど恐ろしい絵本とは!

オリエンタルラジオといえば、お笑いブームのときに『武勇伝』というリズムネタが大ブレイクしましたよね。

『武勇伝!武勇伝!武勇でんでんででんでん!かっきーん!』

はい、わたしも真似してました。

ネタももちろん面白かったんですが、あっちゃんのほうは実は相当知識が豊富でして、解説トークとかも物凄く引き込まれるんですよ。

トーク番組の最たるものが『やりすぎコージー都市伝説』なんですが、『信じるか信じないかはあなた次第です!』というキメ台詞とともに解説される内容がどれも非常に興味深い。

そんな彼が最近、YouTubeチャンネルを開設したんですよ。

そこではトークのハウツーもありながら、日本史や歴史、はては漫画やアニメにわたる幅広い解説動画を日々アップしています。

どの動画も、何度見ても、展開は全てわかっていてもなお面白くて、何度も何度もリピートしてみてしまうくらいなんですが……

そんな彼がつい先日、問題の動画をアップしましたよ!

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絵本の常識を根底から覆す!エドワード・ゴーリーの作品『不幸な子供』

実はこれ、私も持っていたんです!

絵本なんですが、寓話ではありません。かわいい子供たちや動物たちが幸せに暮らす物語でもありません。

ファンタジー?ファンタジーかもしれません。
ホラー?ホラーではない気がします。

ひと言では言い表せない、不思議な絵本です。

あっちゃんは10年前にファンから一冊のエドワード・ゴーリーの絵本を貰ったエピソードを交えながら、合計4冊の本を紹介していました。

その中の最初の一冊が『不幸な子供』という絵本です。

サクセスストーリーではありません。

ただただ失敗する寓話でもありません。

大きな山場といえるものもない……というよりは、山を感じさせないほどに冷たく、淡々と、しずかにしずかに粛々と、結果だけをぽつり……と描いています。

勢い!躍動感!生き生きとした生命力!……は、ここにはありません。
生きた人間をえがいていながらも、まるで静物画のような世界なのです。

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『わかりやすい怖さ』ではない何かで心の闇を刺激する

ぶしゅーっと血しぶきが!とか、耳まで大きく避けた口の中には鋭い牙が……とか、グロテスクそのもの、あるいはバケモノそのものの怖さではないんです。

むしろ、なんにも怖いものはない。

少女の服は綺麗だし、ふっくらとした健康的な人間の子だし、家も裕福そうで豪華な作りの部屋に立派な調度品。

けれど。そんな立派な部屋の中に白い服の少女がただ立っているだけの絵が、物凄く怖いのです。

なんで?!と問われても判らない、生理的に怖いと感じてしまう絵なのです。

ペンで描かれた緻密なモノクロ絵。陰になればなるほど線の密度は濃くなります。

光が当たる場所は明るい。普通ならそうですよね。
けれど、エドワード・ゴーリーの絵は違うんですよ。

少女とかは、白い。

影となるラインが引かれていないので、当然白い。

けれど、それは光を浴びているからではないんです。

『影』が『ない』(あるいは希薄だ)から白いんです。

影がない、という表現は昔から幽霊だったり吸血鬼だったり、人ならざるものをあらわすのに使われていましたね。

作中でもそのことには触れられておらず、あっちゃんの解説動画でも触れられていませんでした。

これは私の見解なのですが、作者は主人公である少女を生き物としては描いていなかったのではないか。

いつか訪れる終焉に、必ずしも理由があるわけではない

誰にでも平等に訪れるのが死というもの。

これは美化されるべきものではないし、さげすむものでもタブー視するものでもない。

しかし、ここまで冷徹に描写されたら正直感情を持て余してしまうのですよね。

ものすごい不幸なことが立て続けに起こっているのに、『うっかり手を滑らせて床に卵を落としてしまい、卵が割れてしまいました』っていうほうが、よほど一大事に思えるくらいの静謐ぶり。

ストイックにもほどがあります。

まあ、『不幸な子供』というタイトルを裏切らない不幸っぷりなんですけれども。

『絵本だろ?で、気色悪い絵なんだろ?』って思われるでしょうけれど……
ここはひとつ騙されたと思って、書店で手に取るだけでも是非。
こんな絵本があるんですよ。

読解力がなければ、盛り上がりもないただの地味な絵の本ですよ。
けれど深く読めば、深く見れば、そこに含まれた意味合いは凄まじいです。

何が怖いのか判らないという怖さを、味わってみるのも一興ですよ。

あっちゃんおすすめのエドワード・ゴーリー作品

「不幸な子供」

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「ギャシュリークラムのちびっ子たち」

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「おぞましい二人」

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「ウエスト・ウィング」

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「思い出した訪問」

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