【考察】レジ袋有料化 早ければ20年4月から

世耕弘成経済産業相は15日に開幕した主要20カ国・地域(G20)のエネルギー・環境関係閣僚会合で、プラスチック製などレジ袋の有料化を早ければ2020年4月1日からスタートさせると表明した。来夏開催の東京五輪に間に合わせるとしている。

プラ製ゴミの削減を狙った本策だが、スーパーや小売店が従来どおり無料でのレジ袋配布を禁じる法令を制定することを明らかにした。

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レジ袋の現状

ゴミの収集が有料化されて居ない地域(つまり、有料指定ゴミ袋を購入する必要のない地域)では、レジ袋はいまでもゴミ袋として有効活用されている。

ただゴミ処理の現場から言うのであれば、プラ製のレジ袋は燃えにくいので火力、あるいは焼却に掛かる時間が増えることでエネルギーの無駄遣いにも繋がってくる。

ひとつひとつはわずかでも、集まると大きな違いになるのだそう。

埋め立てゴミにしてもレジ袋はいつまでも残り、土壌や海洋汚染に繋がっていく。

しかしそうした汚染に関わるとなると、レジ袋は勿論だがペットボトルはどうなのか、という意見も出てよさそうなものだが。

なぜここまでレジ袋が普及したのかというと、その利便性であろう。

ある程度の分量の買い物をした場合、紙袋では重量を支えられず破れるし、雨天なら耐久性はないに等しい。

容量以上の荷物を詰め込んでも、レジ袋はある程度伸縮性があるので、鋭利な角でもないかぎりはある程度詰め込むことも出来る。

エコバッグの利用をすればいいが、エコバッグも収納容量で大型のレジ袋に劣ることが多く、そんなに大量には持ち運べない。

では大型で頑丈な、雨水も弾くコーティングを施した紙袋を開発したとしよう。

そのコストは?店舗でレジ下に保管して置く場合の嵩は?重さは?

どのみち無料ではないだろうし、有料化したレジ袋のほうが、まだまだよほど安あがりだ。

レジ袋有料化後なにが変わるのか

当然、買い物客の何割かはエコバックやそれに代わる箱や袋を持参することになるだろう。

しかし、別の用事で出かけていてふらりとコンビニに立ち寄った、あるいはついでに買い物をしようとスーパーに立ち寄ったなどと言う場合、たまたまバッグを持っていなかったりしたら……

レジ袋を購入しなくてはならないことにストレスを感じる場合もあるのでは?

『今はバッグがないから、買い物しないで帰ろう』ということになれば、その分店側は客を失うことになるのではなかろうか。

あるいは、毎日の買い物でうっかりバッグを忘れてレジ袋を買うのが増えるくらいなら、車で行ってまとめ買いをする人も出てくる。

その場合、ガソリン車がまきちらすCO2やガソリンの消費に伴う石油の量を考慮する必要もある。

レジ袋を製造する原料としての石油量より、ガソリンとして消費される石油量のほうが圧倒的に多いのだから。

変わらなさそうなもの

レジ袋が数円~十数円程度になったとしよう。

それでもレジを抜けてしまえば今までどおりの感覚に戻ってしまうことだろう。

つまり『この袋もお金を払ったのだから大切に使おう』とはならず、支払いを意識していたとしたら『お金を払ったんだから、あとはどう使おうと自由だ』と言うことになりかねない。

極端な話、ペットボトルなどをつめてゴミ箱周辺にポンと置いても罪悪感がなくなる恐れもある。

お金を支払うことで、ゴミ放置の罪悪感までもが薄れてしまいかねない。
『お金払ってんだからいいだろう』的なすりかえを誘発する可能性は決して低くない。

ゴミ削減や石油乱用の抑制などを言うのであれば、空缶・ペットボトル、食品トレーや容器等への対策も必要になってくるだろう。

レジ袋を有料にしたところで、メリットの方が少ないように思えるのだが……?

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